「湿気と身体の関係」~東洋医学的な視点から~

 皆さんこんにちは♪スタッフの飯塚です(^^)

6月に入って雨も降ることが多くなってきましたね^^;

潤いたっぷりのこの季節に身体は湿気の影響を受けることが多いようです。

東洋医学では過剰な湿を“湿邪”(しつじゃ)と言いまして、

体の外から身体へ影響を与える外感病の発病因子の一つと捉えています。

今回はそんな“湿邪”について調べてみました。

 

 

湿邪とは、東洋医学で言う外から身体に入ってくる病気の原因の一つです。

自然界の6種類の気候変化である六気(風、寒、暑、湿、燥、火)が異常をきたすと六邪となり、病気の原因となることから外感病邪(がいかんびょうじゃ)とも言われています。

 

 

なにやら難しい話でちんぷんかんぷんですよね(・・?

 

詳しく説明しますと、
自然界の気候変化は東洋医学では六気と呼び、
先程出てきた風寒暑湿燥火(ふう・かん・しょ・しつ・そう・か)で
現れると言われています。

風は気温変化によって起きる空気対流から派生する風、
寒は寒さ、
暑は暑さ、
湿は湿気、
燥は乾燥、
火は熱の強い状態で季節性はないとされています。

六気の気候変化は万物を育むうえで欠かせないものですが、
六気に過不足が生じた場合や、時期に反して出現した場合、
身体に悪影響を与える六邪(六淫)へと転化します。

これを外邪(がいじゃ)と呼び、外感病(がいかんびょう)の主要な発病因子となります。

 

 

六邪は口、鼻、皮膚から体内へ侵入します。

正気(身体の抵抗力)が強く外邪を排除できれば病気にはならないですが、
外邪が正気に勝ると発病します。

また、外邪の多くは季節、時間、居住地、環境と関係があるほか、2種類以上の外邪が同時に身体に入り込み、複雑な症状を引き起こすこともあります。

 

 

では、ここからは湿気の過剰により身体へと悪影響を与える湿邪についてみていきましょう。

 

 

湿邪は湿気を持つ邪気で、梅雨時や夏の湿気の多い環境で現れやすいとされています。

湿は濁りと粘りの性質があり、体内に侵入すると経絡や臓腑をつまらせ下痢やむくみが見られるようになってきます。

 

 

主な症状

下痢、頭重感、尿が出にくい、胸のつかえ、足にむくみ、倦怠感など

 

 

湿の性は重濁

 

「重」とは重いという意味。

湿邪が肌表より侵入して身体に影響すると、身体がだるい、四肢が重だるい、といった症状が現れる。

湿邪が経絡、関節に滞ると、
気血の流れが悪くなり、
皮膚の鈍感(感覚が鈍くなる)、
固定性の関節疼痛、重だるさ、動きにくいといった症状が見られる。

「濁」には汚く、不潔という意味。多くは排泄物と分泌物が汚く清らかでないことを指す。

これには目ヤニが多い、軟便、或いは粘液便、膿血便、尿の混濁、女性の帯下病、湿疹など

 

 

湿の性は粘滞

  • 湿には粘服(ネバネバ、ベったりと粘着すること)、停滞という性質がある。
  • 湿邪には粘滞性があり、排泄物や分泌物が滞って、すっきりしないなど。

 

 

湿邪による病の多くは治りにくく、
疾病の経過が長くなり、
速やかに治りにくく、
繰り返し再発を見ることもあります。

 

 

外感病になりにくくするには身体の適応力を高めて病気になりにくい身体を保つことが大切です。

日々の身体のメンテナンスや予防のための鍼灸治療を受けて適応力を高め病気になりにくい身体を目指してみませんか?

「病気は才能」なんですね!

こんにちは。スタッフの宮澤です。

この間までコタツを愛用していたと思ったら・・・今度は一気に気温が上がりましたね(;^ω^)

 

4~5月の飯田市の最高気温は30℃。最低気温は0℃

寒暖差の大きさや、新年度の環境の変化などから、

・風邪をひく ・肩こり、頭痛 ・腰痛(ちょっとしたきっかけで、かなり痛む・・・。)

といった体調不良を訴える人が多かったように思います。

 

・・・・という私も、実は・・・・。

GWは風邪をひき、家で療養しておりました。

 

鍼灸院に勤める前の自分は、体調不良が起きれば

体調を崩した自分を責めつつ・・・

“働き方か、食事か、休息のとり方か、なぜ、体調を崩したのか”原因は何かとひたすら探り、

「治らなかったらどうしよう。」「まわりに迷惑をかけてしまったらどうしよう。」と、悪いイメージをし、気持ちがザワザワしていました。

 

東洋医学的な考え方、体とこころのつながりを知ったことで

今回の風邪(特に咳が長く続きました。)も、

「自分のこころの奥底が、何かを言いたがっているのかなぁ。

体を休む機会をいただけて、ありがたいなぁ。」

と落ち着いた気持ちで過ごせました。

 

当院待合室には、いろいろな本が置いてあります。

その中に おのころ心平さん著書「病気は才能」という本があります。

 

一部抜粋させていただきます。

 

「これまでクライアントさんと接してきて、私はあることに気がつきました。

自らの病気としっかり対峙し、見事に克服されていく方には、病気が治ってしまうだけではなく、その人本来の自分らしさをも獲得していくという共通点があったのです。このことから私は、病気とは、本来の自分らしさを思い出すためのプロセスなのではないかと考えるようになりました。そして、それができないままでいると、その人本来の才能が、病気やカラダの不調という形で現れるのではないか?と。

本人にも気づかない才能が、

本人にも気づかない生活上の制約によって抑圧され、

本人にも気づかない葛藤をカラダに生み、

それが、からだの症状として表現されてしまっている・・・。」

 

下記の表は、おのころさんが長年のカウンセリング経験から、体に現れる自覚症状の背景にあるこころの傾向をまとめたものの一例です。

 

   症  状     潜 在 的 な ココロの 課題
頭 痛 自己否定、自己批判、これ以上は動けないという気持ち
鼻づまり、副鼻腔炎 親からの束縛感、自分の才能へのフタ
空 咳 パーソナルスペースを守りたい
ぜんそく 相手の理解が得られないことへのあきらめ
腰 痛 これだけしてあげているのにひとつも感謝されないという怒り
疲れがとれない 1人ですべてをやろうとする、周囲との調和がとれない

「病気は才能」おのころ心平著、かんき出版 より

 

 

考え方の一つ。体に起きる症状を、そういった視点から捉えて、自分で自分の内側を見つめるきっかけになるなぁ、と思います。

 

食べ物にしても、いい考え方

にしても

目の前のことをこなすのに必死~~~!な時や

自分の胸の内がいっ

ぱい、いっぱいで、これ以上、考えられない、

考えたくない~~~!という時は、正直、受け入れられない・・・ということが誰にもあると思います。

 

体が痛むとき、体調が優れないときは

「痛い」「つらい」「不安」「イライラする」と、ありのままの気持ちを

出すチャンス💛

 

いらないものを出すから、いいものが入る~♪のですね♪

 

夜中の咳込み、声帯が痛み

声が出ません~~~

う”~~~(‘Д’)と過ごした時間を終え

こころが解き放されて、身もこころも軽くなったことに感謝しています。

 

「病気は才能」

 

思い込みの殻を破るキーワードですね♪

「緩和ケア」の勉強してきました!

こんにちは、くま鍼灸院スタッフの「とらちゃん」こと、飯塚です\(^o^)/

 平成30年2月4日に飯伊鍼灸師会の主催で行われました勉強会で緩和ケアについて学んでまいりました。緩和ケアと聞くとガン患者さんが関わるものだと思いがちですが、慢性心不全やCOPDなどの呼吸器疾患、腎疾患、糖尿病、など非がん性疾患の患者さんも利用されていると今回の講義で講師の先生からお聞きしました。

緩和ケアの始まりは1980年代のカナダで提唱されました。1970年代に英国で始まったホスピスケアの考え方を受け継ぎ、国や文化の違いを越え苦痛に焦点をあてた積極的なケアの提供を主張。1986年、2002年にWHO画素の概念を定式化しました。

緩和ケアは英語でpalliative care(パリィエイティブ ケア)と言います。意味は、pallium=マント・掛け布団の意味と、palliate=和らげるの意味で”マントで包むようにして、あたたかくし、和らげること”だそうです。確かに暖かく包み込まれると体の緊張が取れてリラックスできることがしばしばあると思います。

WHOの緩和ケアの定義は、生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期より痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して、きちんとした評価を行い、それが障害とならないように予防したり、対処することで、クオリティ・オブ・ライフを改善するためのアプローチだそうです。

クオリティ・オブ・ライフ(QOL)とは、”生活・人生の質”という意味です。しかし、その概念は人それぞれ違います。つまりは多次元で主観的な概念です。QOLは人それぞれ考え方が違うため、他者から評価しにくいと思いますが、主に4つの視点から評価をして患者さんの求めるものやニーズに応えようと努力しています。その4つの視点とは身体面、精神面、社会面、スピリチュアルな面です。この評価を参考にしながら、患者さんやそのご家族を医師や看護師だけではなく多職種チームで支える考え方になってきているようです。多職種でアプローチすることによって患者さん・ご家族に質の高いケアを提供できる可能性が広がります。

では、飯田下伊那地域における緩和ケアはどのようになっているのでしょうか??飯田下伊那地域で緩和ケアを受けるには、病院で受けるケア、自宅で受けるケア、がん診療連携拠点病院(飯田市立病院)で受けるケアがあるようです。また、飯田市立病院ではがん相談支援センターが設置されていて、院内外の患者さん・ご家族、地域住民、他の医療機関など幅広い方々から相談を受けているそうです。毎月第一水曜日 14時から16時まで飯田市立病院内の緩和ケアサロンにてがんサロン結(ゆい)を行ってもいるようです。がん患者さん、ご家族、ご友人、一般市民のみなさんが経験したことや気持ちを語り合ったり、専門医療スタッフの話や情 報提供などが行われているようです。

緩和ケアと聞くと”終末期”や”最後”という言葉が思い浮かびやすいですが、現在はがんと診断されたときから緩和ケアを始めることによってQOLが良好に保たれるだけではなく抑うつや不安の減少、予後の延長などが見込まれるそうです。緩和ケア治療において、患者さんの苦痛を和らげること、患者さんの気がかりに気づくこと、様々な場面で提供できる体制があることなどいかに患者さんに寄り添うことができるかが課題だということもわかりました。

私たち鍼灸師も多職種アプローチのチームに入るまたは連携して日々苦痛に悩まされている患者さんやご家族へ関わりが持てれば良いなと今回の講義を受けて思いました。

アイスクリーム頭痛って!?

皆さんこんにちはスタッフの飯塚です😃

7月は本格的に暑くなってきましたね^^;

汗をかきますと身体からミネラルが汗とともに排出されて身体のミネラルバランスを崩し、脱水症状を起こしたり、こむら返りを起こしてしまったり体調を崩してしまう方も多いかと思います。

 

 

暑いときには冷たいものを取りたいかと思いますが、冷たい物の食べ過ぎ、飲み過ぎには注意してくださいね。

冷たさで胃腸の血流が悪くなり消化吸収も悪くなりやすいかと思います。

今回は冷たいものを一気に口に入れると起こりやすいアイスクリーム頭痛について調べてみました

 

 

 

アイスクリーム頭痛(アイスクリームずつう、英: Ice-cream headache)は、アイスクリームやかき氷などの極端に冷たいものを食べた直後に数分程度発生する頭痛。

医学的な正式名称である。

国際頭痛学会では「寒冷刺激による頭痛」に分類される。

「刺すような痛み」「脈打つ痛み」「脳が凍るような感じ」など症状は個人差が大きく、片頭痛持ちの人に起きやすい傾向がある。(Wikipediaより出典)

 

 

アイスクリーム頭痛はまだ発症メカニズムの解明は進んでいないようです。

頭痛の原因としては2説唱えられているようです。

 

 

1説は、冷たいものを食べた際に口腔内の温度が急激に低下し、反射で体温を上昇させるため頭に通じる血管を膨張させて血流を一時的に増大させ、それにより頭の血管に一時的に炎症が発生して頭痛を引き起こす。

 

 

2説は、冷たい物が喉を通過することにより、喉の三叉神経が刺激され、この時に発生する伝達信号を脳が勘違いし、関連痛として頭痛が発生する。

 

 

上記の2つの説はどちらも正しく、両方が要因となり発生していると考えられているようです。

 

では、このアイスクリーム頭痛を起こさないようにするにはどうしたら良いのでしょうか??

 

それは、「ゆっくり時間をかけて食べる」こと!たったそれだけです。

 

ゆっくり時間をかけて食べることで、喉が冷える早さを抑えられ、神経の刺激や血管の膨張を緩やかにすることができ、アイスクリーム頭痛が起きにくくなるのです。

 

他には温かいものを取りながら冷たいものをとる場合や、足湯に浸かりながら冷たいものをとると良い場合もあるそうです😳

 

暑い時期には冷たいものを取りたくなるかと思います。

急いで食べず、ゆっくり味わっていただくことが大切かもしれませんね。

 

あ!あまり冷たい食べ物を取りすぎると胃腸の働きも悪くなりますので、冷たい物の食べ過ぎには注意してくださいね😄

 

冷たいもののとりすぎや、冷房によって冷えてしまったお身体は鍼灸治療でお役に立てるかもしれません。ぜひ一度ご相談ください😉

 

 

 

 

 

 

 

くま鍼灸院通信46号を発行しました!

こんばんは(^_^)くま鍼灸院、院長の熊谷です。

定期的に発行しております「くま鍼灸院通信46号」を発行いたしました。

3ヶ月に1回くらいですが、各スタッフが好きなことを投稿させて頂いております。

鍼灸治療のこと、健康のこと、ためになること、ならないこと(笑)ジャンルにこだわらず書かせて頂いております。

またリクエスト、感想などあれば、遠慮なくコメントくださいね!

こちらからご覧下さい。↓

 

くま通信46号 PDF

くま鍼灸院通信第49号を発行しました。

こんにちは。朝晩寒くなってきましたね(*^^*)

飯田の最低気温は2度、最高気温は20度と気温差がありますので気を付けていきたいですね。

ここのところ当院の水槽のクマノミが10年ぶりくらいに産卵を始めました(^_-)-☆

残念ながら孵化した瞬間に他の魚のお腹の中に(^^;)

さすがに水槽では繁殖は難しいようです。

ところでくま鍼灸院通信第49号を発行しましたので是非ご覧ください。

リクエスト、ご意見などございましたらぜひお寄せください!

くま鍼灸院開院17年!

こんにちは(*^^*)お久しぶりです。院長の熊谷です。

相変わらず慌ただしい毎日を過ごしておりますがいたって元気にやっております(^_-)-☆

実は今年の5月でくま鍼灸院を開業して17年を迎えることができました!

27歳で店舗を借りて開業し、希望と不安に満ち溢れ、必死になって取り組んでいたころが今では懐かしく感じます。

17年・・・それだけ年を重ね、「おじさんになったんだな~」って少しだけ感じます(笑)

「あの頃と気持ちは一緒!」なんて言ったら、「何も成長してないんかい!」っていう話になるんで・・・(^^;

成長したつもりではいますが、その当時の気持ちは忘れずにいたいと思っています。

 

ここ最近の慌ただしさの要因はやはりサッカーの指導者を始めたことでしょうか。

今年の3月からアザリー飯田フットボールクラブの女子チーム「フィエット」のコーチをやらせて頂いております。

色んな事情も重なり、いつかはやってみたいと思っていた気持ちも後押しして指導者に挑戦することになりました。

サッカー歴は長いものの指導者歴としたらまだまだヒヨッコなんで勉強になることばかりです。

どうしたら「できないことが、できるようになるのか?」選手としても、指導者としても、治療家としても、人間としても共通した課題なのかなって感じます。

子どもたちと触れ合っている時間は、思った以上に楽しく、また難しくも感じています。

サッカーに与えてもらったものや、アザリー飯田というクラブに対して少しでも恩返しができるように微力ながら頑張っていきたいと思っています!

またアザリー飯田の理事としてもクラブ運営に貢献しなければいけない立場でもありますので、色々と課題ばかりですが少しずつ取り組んでいきたいと思います。

ただ、もう少し時間が欲しい・・・(^^;

 

また所属している(一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)で取り組んでいるプロジェクト学習の発表に向けての仕上げが大詰めを迎えております。

このプロジェクト学習とは興味のあるテーマに対して数名のグループを作り、一緒に学習していくというものです。

私は「エストロゲン依存性疾患への鍼灸治療の向き合い方」というテーマと選択し学習してきました。

安易に選択してしまったこのテーマ・・・調べれば調べるほどドツボにはまる(笑)

とりあえず「免疫的な観点からみた子宮内膜症」についてまとめ、考察してみようということにしたのですが・・・これがまた複雑すぎて頭が混乱(>_<)

それでも何とか7月の研究会で発表ができそうなところまで仕上がりました。

時間も限られているので決して完璧なものではありませんが、少しでも理解が深まればいいかなって思っております。

今後、免疫的な機能に対して鍼灸刺激が与える影響がもっと解明されていくことを期待しております。(他力本願ですいません(^^;))

 

 

いろいろとやりたいことばかりで、またワールドカップも観たいし・・・(笑)

ゆっくりはしていられませんが目の前のことに一生懸命取り組んでいきたいと思います。

不妊鍼灸、夫婦割引させて頂きます。

当院は妊娠希望でお越しになる患者さんが多くいらっしゃいますが、今まではそのほとんどが女性対象でした。

実際は男性側にも50%くらいは原因があることがわかっているのですが、なかなか男性は実感がなかったり、忙しくて検査や治療に行けなかったり、協力的でなかったりして治療が困難でした。

近年、男性因子に対する鍼灸治療の効果も報告されるようになり、当院でもより妊娠率を高めるために男性不妊にも力を入れております。

男性不妊に関してはこちらをご覧ください。
http://kumashinq.o.oo7.jp/?page_id=2224

ただご夫婦で通われるとその負担も大きくなるためこの度夫婦で通われる方に割引制度を導入することにしました。

不妊治療を目的として計画的に当院に通われているご夫婦に対しては
男性の治療費を3,780円→3,400円
に割引させて頂くことにしました。

より早く皆さんの希望が叶うように力を注いでまいりますのでよろしくお願いします。

人の熱放散システム~暑熱順化で暑さに負けない体つくり!~

・・・つづき

スタッフの飯塚です。前回の続きを。

 

汗は発汗すると蒸発して体から熱を奪い体温を下げます。

この状態を”有効発汗”といい、発汗によりうまく体温を下げれている状態です。

一方、周りの環境の影響で湿度が高いために汗が蒸発できず、

皮ふが濡れた状態になると体からの熱発散量が増えず、

汗をかいてもその汗が有効に作用せず、汗のかき損になってしまいます。

このように出た汗のうち蒸発しない分を“無効発汗”といいます。

汗が多量に出たときや、湿度が高くて汗の蒸発が妨げられると、

汗は皮膚面に溜まり、流れ落ちるだけになります。

無効発汗の状態で汗をかき続けていると、次第に汗の量が減ってきます。

この汗の減少は、次のような順序で起こります。

出た汗が蒸発しきれず、皮膚が汗で濡れた状態になると、

皮膚の表面、つまり表皮の最上層の角質層がだんだんふやけてきます。

           ↓

汗の出口(汗孔)は、表皮の角質が環状に取り巻いていますが、

その主成分のケラチン(蛋白質)がふやけるため、汗孔が次第に狭まり、塞がってしまう。

汗は次第に減少しついには発汗しなくなってしまう。

 

この現象は“発汗漸減”(はっかんぜんげん)といわれています。

発汗漸減は、無効発汗量 が多い時ほど顕著に起こるとされており、

発汗漸減には無駄な汗を減少させて体液を保持する目的があるようです。

無効発汗が起きた皮膚面は

乾いたタオルなどでよく拭って乾かしてあげれば、再び汗が出てくるようになります

なお、気温が高くても湿度が低ければ、汗は素早く蒸発するので、

無効発汗及び発汗漸減は起こりにくくなります。

 

身体の熱を下げる発汗は有効発汗です。

普段から運動などで汗腺を鍛えていると汗腺から発汗しやすくなります。

また、本格的に暑くなる前から発汗する程度の運動をや動作を行うことによって

暑熱耐性を会得できる(約10日位)ようです。

 

 

暑熱順化で暑さに負けない体つくり!

 

暑熱順化とは、暑熱ストレスに対する抵抗力(暑熱耐性)で、

暑熱環境に繰り返し曝露されたり、

そのような環境下で持久性のトレーニングを繰り返すことによって

徐々に高めることができます。

このように暑さに身体が適応することを“暑熱順化”(しょねつじゅんか)といいます。

暑熱順化には短期暑熱順化と長期暑熱順化があり

短期暑熱順化は発汗を促すトレーニング、環境、着衣などの条件で発現しますが、

長期暑熱順化は長期暑熱暴露により身体は発汗中枢活動性が低下し、

汗腺の感受性が低下する事で個々の汗腺の最大分泌能力も減退し、

結果として最大発汗量も減退します。

一方、能動汗腺数は多いため、

少ない汗でも濡れる皮膚面積 を大きくする事が出来ます。

また、皮膚血管拡張機能の亢進によって皮膚温を高く保っています。

これらにより非蒸散性熱放射(放射、伝導、対流)と汗の蒸発効率を高めることができ、

少量の 汗で効率よく熱放散ができるようです。

 

短期暑熱順化

 

季節の変わり目や運動により起きる。

暑熱順化は発汗を促すことと、環境温度の見直しによって起きる。

発汗を促すにはウォーキングやジョギング、自転車などの運動、

半身浴やサウナなど運動環境の湿度が低く無効発汗が起きにくいとより良いそうです。

また、有酸素運動が比較的有効であるが、

体調を見ながら発汗する程度の運動をすると良いです。

 

 

短期暑熱順化発現の条件

  • 環境条件(環境温、放射熱など)
  • 運動条件(強度や持続時間など)
  • 着衣条件(衣類の種類や着衣量など)

これらの条件が全て揃わなくても暑熱順化は発現することが確認されています。

日常生活に近い状態で

約10日間の暑熱暴露

(最高気温の期間平均:32.3℃、

日平均の期間平均27.4℃、

順化開始日の平均気温は26.5℃)した結果、

暑熱順化が発現したことを確認しているようです。

この事から、夏になると一過性の暑熱順化(季節順化)が起きるようです。

一方で冷涼環境に四六時中いること(約9日間)で暑熱順化の消失も見られます。

通常の生活ではあまり考えにくいですが、

時には発汗を促して汗腺を鍛えることが

短期暑熱順化を維持していくのには良いようです。

 

 

いかがだったでしょうか??今は夏真っ盛り。

暑熱順化を発現するには約10日間発汗を促す必要がありますので、

この時期は朝の涼しい時間帯に活動すると良いかもしれませんね。

夏の暑さに負けない体を作っていきましょうね。

 

 

くま鍼灸院で鍼灸治療を通して皆さんの体調を整えるお手伝いができるかもしれません。

不安なことやご心配がありましたら、ご相談ください\(^o^)/