マタニティケア

逆子の鍼灸治療

「逆子と言われたんですが治りますか・・・?」

 通常妊娠28週くらいから赤ちゃんの頭が下を向いていること(頭位)が正常なのですが、頭が上や横を向いている場合は逆子(骨盤位)と診断されます。

「病院では安静にするように言われただけなんだけど治るの!?」 

「張り止めの薬を飲んでいれば治るの?」  

「逆子体操ってやった方がいいの?」

「治らないと帝王切開になっちゃうの・・・!?」

「なんで逆子になっちゃうの!?」

 いろんな不安を抱いたり、疑問を持たれている方が多い事と思います。

◆何で逆子になるのかというと・・・

 医学的にははっきりした原因はわかってないようです。

しかし逆子になっている方の身体の特徴はというと・・・

・お腹が張る。

・足やお腹が冷えている。

・ストレスが多い。

・赤ちゃんとのコミュニケーション不足。

・赤ちゃんの育ちが良くない。

・甘いもの、冷たい物を食べすぎている。(栄養面での問題)

・羊水が多すぎる。(赤ちゃんに消化器系の病気がある場合もある)

・羊水が少なすぎる。

・臍帯を首に巻いている。

・前置胎盤など胎盤の位置が良くない。

などがあげられます。

誰もがこれに当てはまるというものではありませんのでご心配なく。

◆逆子でいると何が問題かというと・・・

・お腹が張りやすくなり、赤ちゃんの居心地が良くない場合がある。

・通常、逆子のままだと帝王切開による出産になる。

などですが、やはり最大の問題は自然分娩が出来ないという事です。

一般的には一度帝王切開をすると、その後のお産も子宮破裂などのリスクがあるという事で帝王切開でのお産なってしまいます。

もちろん帝王切開でも納得して、安心したお産で、元気に生まれてきてくれれば安産と言えると思います。

しかし生まれてくる赤ちゃんの気持ちになったらどうでしょう?

まだこの世に誕生する準備のできてない状況で暗闇からいきなり明るい所に出されてしまう・・・。

もしかして生まれてくる最初の感情が恐怖感だったとしたら・・・(^_^;)

しかしその感情もお母さんの愛情により、その後修復されていくものだと私は信じております。

私たちは、できれば自然な、安心したお産をして頂きたいと願います。

その為にいい妊娠生活を送り、逆子も治せるうちに治してお産に望んでほしいと思っております。

その為に一番大事なことはできる限り不安感を捨て、赤ちゃんと自分自身を信じてあげる事だと思っております。

◆どうしたら逆子は治るの・・・?

 何もしなくても治る人もいますが33週くらいまでに治らないと極端に治り難くなります。

逆子に効果的だと言われている治療には鍼灸治療をはじめいくつかあります。

・病院で処方される張り止めの薬(ウテメリンなど)

 ・・・逆子の治療というよりは子宮の収縮を抑える目的で処方されます。副作用は比較的少ないようですが動悸や吐き気を訴える方もいるようです。また長期間、大量に飲んでいることで陣痛が始まり難くなる方もいるようです。鍼灸治療により薬の量を軽減させることが出来るのではないかと思っていますが今のところデータが取れてないのであくまでも仮説ということで…(^_^;)

・医師の行う外回転術

 ・・・医師が手でお腹を触りながら赤ちゃんを正常な位置に治す治療です。早期胎盤剥離などのリスクがあるということで敬遠されてきておりましたが、最近はリスクの少ない患者さんに対して外回転術が行われることが増えてきているようです。

・逆子体操

 ・・・一般的には「胸膝位」という方法を病院では指導してくれるでしょう。四つん這いで、頭と肩をなるべく下げて、お尻を上に突き出したポーズをとります。5~10分ほどして、右か左か、お腹の赤ちゃんの背中側を上にして、横になり寝ます。しかし最近は医学的根拠が乏しいため指導しない病院が増えているそうです。

 あとはマタニティーヨガなどで指導される方法としては、仰向けに寝て膝を立て、お尻の下に座布団を二つ折りにした(15~20cmくらいの高さ)ものを入れ骨盤を高い位置に保ち10分位ゆっくりと休みます。またこの状態で足を延ばし壁に足を立てかけて休んでも良いかと思います。その他四つん這いで歩いたり、ぞうきん掛けなんかも有効だと言われています。