医療連携による鍼灸治療の重要性

こんにちは。院長の熊谷です。

近頃ではいろんな症状の患者さんにお越し頂いております。

パーキンソン病、顔面神経麻痺、突発性難聴、メニエール病、乳腺炎、過活動膀胱、慢性前立腺炎など…。

多くは病院の治療だけでは限界のあるものばかりです。

このような症例に遭遇すると医療連携の重要さを実感します。

というのも鍼灸治療だけで十分な改善が見込めないものもあり、

また現代医療だけでも十分な改善が見込めないものもあるからです。

当院では患者さんの状態を把握したうえで可能な限りベストな治療手段を提供できるように心がけております。

医療機関で精密検査をした方がいい症例、現代医療と併用したほうがいい症例、鍼灸治療(当院での治療)より医療機関の治療を優先する症例・・・

患者さんによって判断するようにしております。

時には医療機関より紹介状をお持ちになり当院を受診される患者さんもおられます。

先日、某クリニックからの紹介で検査上異常のない、鎮痛薬で効果のない原因不明の「左肩甲間部から腕の激痛、左握力低下」の患者さんがお見えになりました。

その時の紹介状がこちらです。

痛みでほとんど眠れない状態が1週間ほど続いていたようです。

よくよく聞いてみると食欲もなく、以前に逆流性食道炎を患ったときに背中が痛くて眠れなかったことがあるとのこと。

握力ー右44kg 左23kg↓

そこで様々な所見をとったうえで胃熱の治療、YNSA(頭針療法)、頸椎、腕神経叢の治療、スーパーライザー、微弱電流をさせて頂きました。

直後効果もあり、その晩より少しずつ眠れるようになりました。

治療を重ねるごとに痛みも改善し、食欲も出て、握力も徐々に改善し(左40kg)、約1ヶ月で完治いたしました。

現代医学的には説明しにくい病態でしたが、おそらく胃の内臓体壁反射由来の症状だったのではないかと考察しました。

精密検査でも異常がなく、現代医学だけでは対応しきれない病態にも、当院においては東洋医学的、構造的、自律神経的なアプローチなどで対応させて頂いております。。

これからも医療連携しながら現代医療の補完的な役割を果たしていきたいと思います。

平成30年度第1回JISRAM研修会 in 名古屋に参加してきました。

7月8日(日)平成30年度第1回JISRAM研修会 in 名古屋にスタッフの飯塚と共に参加してきました。

今回は1年間かけて取り組んできたプロジェクト学習の成果発表を行いました。

プロジェクト学習とは様々なテーマの中から自分の興味を持ったテーマについてグループ毎に学習をしていくというものです。

テーマは

「不妊治療とメンタルヘルス」

「男性不妊について」

「不妊治療とRA」

「鍼灸の普及に関して」

「妊娠高血圧症候群と鍼灸治療」

「エストロゲン依存性疾患への鍼灸治療の向き合い方」

「鍼灸治療の標準化」

などあり、私は「エストロゲン依存性疾患への鍼灸治療の向き合い方」を選択し、飯塚は「男性不妊について」取り組んできました。

「エストロゲン依存性疾患・・・」なんとなく選んでしまったこのテーマ(^^;)

日本全国、遠くは鹿児島の先生。7名のグループではじめいくことになりました。

どうやって進めてくの?って思ってましたが、それぞれが学習を進め、調べたことや、疑問に感じていることなどを毎月LINEのグループ通話にて会議を行っていくことになりました。

学習をはじめるととても奥の深い内容で、しかもよくわかっていないことも多い・・・(^^;

とりあえず子宮内膜症に疾患を絞りすすめていくことに。

とはいってもどのようにまとめていったらいいのか・・・。

それぞれ手分けをして進めていくことにしました。

その中でも私は「免疫的な観点からみた子宮内膜症」についてまとめることにしました。

子宮内膜症と免疫?って思われる方も多いかもしれませんがとても重要なかかわりがあります。

 

詳しくは書ききれませんので大まかな概要を記します。

 

 

 

まず子宮内膜症とは子宮内膜組織が子宮以外の腹腔内・卵巣・ダグラス窩などに異所性に増殖、炎症を起こす疾患です。

また月経回数の増加がリスク要因とされております。

子宮内膜症はエストロゲン依存性疾患でありますが、必ずしもエストロゲン濃度が高いとなるわけではないようです。

また月経血の腹腔内への逆流が発症原因ともいわれております。

実は月経中の女性の約80~90%に血性腹水が存在していると言われており、子宮内膜症の発症頻度が成人女性の約10%という点から考えると、月経血の逆流のある女性すべてが子宮内膜症を発症しているわけではないということになります。

また子宮内膜症には免疫異常が関与しているという報告が多数あります。

・・・と前振りはこんな感じで実際の免疫的な観点からみた考察は次回お伝えさせて頂きます。

 

子宮内膜症に対する鍼灸治療は、痛みの軽減、CA125の減少などは報告されておりますがまだまだ確立されたものではありません。

もし「鍼灸で子宮内膜症を治せます!」って言ってる人がいたら、病態を理解してないか、嘘だと思って疑ってください。

ただ症状の軽減、QOLの向上、西洋医学的治療の補完などの意味では大きな役割を果たしていくと思います。

特に妊娠を希望されている方には免疫的なアプローチはとても重要になっていくことでしょう。

また飯塚の「男性不妊」のお話もまた別でお伝えさせて頂きますね。

くま鍼灸院開院17年!

こんにちは(*^^*)お久しぶりです。院長の熊谷です。

相変わらず慌ただしい毎日を過ごしておりますがいたって元気にやっております(^_-)-☆

実は今年の5月でくま鍼灸院を開業して17年を迎えることができました!

27歳で店舗を借りて開業し、希望と不安に満ち溢れ、必死になって取り組んでいたころが今では懐かしく感じます。

17年・・・それだけ年を重ね、「おじさんになったんだな~」って少しだけ感じます(笑)

「あの頃と気持ちは一緒!」なんて言ったら、「何も成長してないんかい!」っていう話になるんで・・・(^^;

成長したつもりではいますが、その当時の気持ちは忘れずにいたいと思っています。

 

ここ最近の慌ただしさの要因はやはりサッカーの指導者を始めたことでしょうか。

今年の3月からアザリー飯田フットボールクラブの女子チーム「フィエット」のコーチをやらせて頂いております。

色んな事情も重なり、いつかはやってみたいと思っていた気持ちも後押しして指導者に挑戦することになりました。

サッカー歴は長いものの指導者歴としたらまだまだヒヨッコなんで勉強になることばかりです。

どうしたら「できないことが、できるようになるのか?」選手としても、指導者としても、治療家としても、人間としても共通した課題なのかなって感じます。

子どもたちと触れ合っている時間は、思った以上に楽しく、また難しくも感じています。

サッカーに与えてもらったものや、アザリー飯田というクラブに対して少しでも恩返しができるように微力ながら頑張っていきたいと思っています!

またアザリー飯田の理事としてもクラブ運営に貢献しなければいけない立場でもありますので、色々と課題ばかりですが少しずつ取り組んでいきたいと思います。

ただ、もう少し時間が欲しい・・・(^^;

 

また所属している(一社)日本生殖鍼灸標準化機関(JISRAM)で取り組んでいるプロジェクト学習の発表に向けての仕上げが大詰めを迎えております。

このプロジェクト学習とは興味のあるテーマに対して数名のグループを作り、一緒に学習していくというものです。

私は「エストロゲン依存性疾患への鍼灸治療の向き合い方」というテーマと選択し学習してきました。

安易に選択してしまったこのテーマ・・・調べれば調べるほどドツボにはまる(笑)

とりあえず「免疫的な観点からみた子宮内膜症」についてまとめ、考察してみようということにしたのですが・・・これがまた複雑すぎて頭が混乱(>_<)

それでも何とか7月の研究会で発表ができそうなところまで仕上がりました。

時間も限られているので決して完璧なものではありませんが、少しでも理解が深まればいいかなって思っております。

今後、免疫的な機能に対して鍼灸刺激が与える影響がもっと解明されていくことを期待しております。(他力本願ですいません(^^;))

 

 

いろいろとやりたいことばかりで、またワールドカップも観たいし・・・(笑)

ゆっくりはしていられませんが目の前のことに一生懸命取り組んでいきたいと思います。